申し入れ内容は、「事業方針・施策・設備投資」で6項目、「安全衛生施策」で11項目、「要員計画」で6項目、「その他」で3項目と多範囲にのぼり、協議は二時間半にも及びました。

　会社は、「必要な指導は行っている」、「適宜適切に対応している」、「そのような考えはない」などの回答にほぼ終始しました。要員計画では、組合からの要員不足解消・是正、年休の完全消化を求めた要求に対し、「当社の年休取得数は世間水準を大きく上回っている」などと回答。中央線鶴舞駅や大曽根駅での一部改札無人化や作業ダイヤの見直しには、「利用者の利用に合わせ、適切に設定している」などの回答に留まりました。乗務員区で年休時季指定日に取得できる要員の配置を求めましたが、「時期によっては年休を取得しづらい場合もあり得る」などと従来からの回答に留まりました。太多線小泉駅での通勤通学混雑時の安全確保要求には「現時点で改善計画はない」としながら、組合側委員から現場の危険な実態を示し、改善を強く迫った発言に対しては、答弁不能状態となりました。

　回答としては、実のあるものとはなりませんでしたが、今後も粘り強く迫り、安全を最優先に利用者要求の実現と自らの労働条件の向上をめざし、労働組合としてのチェック機能を果たして行きたいと考えます。議論の詳細は後日発行される業務報でお知らせします。ご期待ください。