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11月16日、JR東海の工務職場で働く者の改善要求をJR東海鉄道事業本部に対し、以下のように申し入れました。
工務関係で働く者はコロナ危機のもと感染への不安を感じながら、危険・有害業務を含め、昼夜を問わず、安全・安定した旅客輸送を目指し、一人ひとりがその支えとして努力している。輸送の底辺ともいえる業務を担う工務関係組合員から寄せられた切実な改善要求を下記のように申し入れるので、会社側は真摯に交渉に応じられたい。
【施設】
1.8月15日前後の大雨で線路設備に大きな影響が生じた。その際、工務系社員による
設備点検・修復が行われたが、一方で各自治体より非難勧告・指示も出された。災害
対策基本法の一部改正に伴い、海鉄施管第123号が出ているが、非難勧告・避難指示
が発令中の屋外点検・補修のあり方をどのように指導したか明らかにすること。
2.8月15日前後の大雨に伴う計画運休や想定される運休に対し、要員確保のため一部
地域で前泊許可を指導したと聞くが、その基準はなにか。また、出勤の指導はあるが
帰宅困難の際の指導は行われていない。帰宅経路ではタクシー等の使用を認めること。
3.新たに導入された「列車見張端末」で多くの機能が追加されたが、線路巡回等移動
の際は大きく、重いとの声も少なくない。また、雨天時はカバーに雨が染込み、より
重くなることに鑑み、軽量化等の改善を行うこと。
4.協力会社作業員の高齢化及び若手社員の確保対策として、連続夜勤は3回まで、土
・日の連続休日を月1回は設ける等、働き方改革へ協力会社への指導を行うこと。
5.中央線(千種~鶴舞間)403k125m(千早)作業階段付近の高架下に駐車場を確保
すること。
6.笹島構内電子連動化及び黄金インター拡幅工事に伴う構内改良について、今後の保
守管理を考え、5・6番線及び引上げ線の50Nレール化及び不要な分岐器は撤去する
こと。
7.笹島構内電子連動化及び黄金インター拡幅工事に伴う構内改良について、名古屋保
線区及び土木技術センターが新事務所に同居すると聞くが、業務に支障が無いよう、双方の意見を十分に聞き、設計を行うこと。
8.笹島材料線に検修庫が新設されると聞くが、災害時に使用する材料の置場であり、
長尺の材料を運搬するトレーラーが出入りしている。業務に支障が無いよう行うこととともに騒音等の苦情が多々あることに鑑み、防音壁等の設備を設けること。
【電力】
1.電化当初の複雑な構内き電系統を見直し、構内・中間・上下線で区分し、分かりやすく改良をすること。
2.電気職場の約3年周期の転勤は、事故等障害対応や設備管理、安全上からも見直さ
れたい。
以上