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2018年07月06日
昨日、名古屋高裁民事第3部において、2名の原告が愛知社会保険事務局長による分限免職処分取消を求めた訴訟の控訴審に対し、控訴棄却の不当な判決が言い渡されました。当日、大法廷に駆けつけた当事者や支援者の注視する中、5秒程度の「棄却する」との言い渡しに後に開かれた報告集会で、弁護団は「一審判決を鵜呑みにし、自らは何ら判断することなく控訴を棄却し、国家公務員の身分保障につき一顧だにしない、結論ありきの思考停止判決」などと切って捨てました。社会保険庁解体以降、一方で経験豊かなベテラン職員が大量に分限免職処分となり、他方で経験の無い非正規職員を大量採用することによって、年金制度をめぐる不祥事が多発し、信頼性は低下しています。今こそ、年金制度に対する信頼を取り戻すため、経験豊富な社会保険庁元職員を職場に取り戻すことが求められています。国労名古屋地本は今後も社会保険庁不当解雇撤回のたたかいを支えていく決意です。