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2017年04月18日

15日、交通権学会・あいちJR懇談会共催で「リニア中央新幹線学習会」が開催され、30名が参加し、国労名古屋地本からは9名が参加しました。

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4月15日に国労名古屋地本の共済担当者会議を午前中に開催して、午後からは交通権学会「リニア中央新幹線の環境問題 -環境影響評価を中心に-」と題して中川武夫中京大学名誉教授が講演されました。

リニアは「歓迎」する意見もあるが、考えられる環境問題は多様で深刻だとして、名古屋新幹線公害原告団顧問としての立場からも危惧を述べられました。評価書の問題点として、①計画施設の諸元が未定のまま②環境影響評価の項目の見直しをしない③予測条件を示さず、評価もない④知事意見のねじまげ、居直り⑤法の事後調査は不十分な自主調査ですます⑥計画未定の発生土置き場は事業者任せ⑦住民意見の無視などがあげられました。まとめでは、今後の課題として東海道新幹線の環境評価基準が30年以上過ぎても達成できていない状況やそもそも論からJR東海、愛知など7県都知事、国土交通大臣、環境大臣、環境省、名古屋市に対して鋭い批判をされました。

 運輸職場からの報告として、国労名古屋地方本部書記長が現在のJR東海の職場の状況、国鉄からJRへの変遷、働く者から見た問題点、要求や課題についてまとめて報告しました。

交通権学会では今後も5月21日に桜花学園大学森田教授の講演と運輸職場からの報告、6月24日には中部運輸局の杉本さんの講演と港湾職場からの報告を予定しています。

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