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2016年10月10日
10月10日、名古屋市栄のラシック前にて「第一交通をまともな会社にする会」による街頭宣伝が行われ、訴えとチラシを配布しました。全体で10名が参加し、会へ役員を派遣している国労名古屋地本からも役員が参加しました。
2014年11月、鯱第一交通株式会社と千成第一交通株式会社の社員らが、それぞれの会社に対し、残業代等を請求する訴訟を提起しました。両社は第一交通産業株式会社の100%子会社です。第一交通は、全国のタクシー会社を次々に買収した後、一方的に賃金を切り下げたり、残業代を支払わない等、従業員の賃金を低く抑えることにより、巨額の利益を得ています。又、賃金の支払い方法につき、売上が一定額未満の場合には最低賃金を下回ることもあります。このような状態放置することは、労働基準法、最低賃金法違反はもちろん労働者の生存権を侵害するものであり、決して認めることはできません。このような劣悪な労働条件では安全安心な交通を提供することも困難となります。
第一交通労働組合は、第一交通産業株式会社、鯱第一交通株式会社、千成第一交通株式会社、大宝第一交通株式会社に対して、不当労働行為救済申立を行いました。第一交通は、各地のタクシー会社を次々に買収する過程で、次々に労働者いじめ・労働組合潰しを行っています。組合役員に対する配車差別等の嫌がらせや組合員に対する脱退工作が繰り返されています。団体交渉もまともに応じません。これらは憲法で保障された労働基本権を侵害するものです。
このようなことを許さず、まともな会社とするために「会」が起ち上げられ、今回繁華街で大きく訴えてきました。会では引き続き、賃金未払い訴訟や愛知県労働委員会での不当労働行為救済の申し立て、「会」への加入や物資販売による闘争資金確保、各署名の推進など支援の輪を拡げていきます。ご支援・ご協力を訴えます。
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