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2015春闘 1日行動を展開
3月9日、国労は全国から東京に結集し、集会やデモなどの行動を展開した。
9日11時より、交通会館に全国各地から300人が参加し、決起集会が開催されました。名古屋からは14人が参加しました。冒頭に高野国労中央本部委員長が、春闘をめぐる情勢にふれ、安倍政権の戦争する国づくりに反対し、国内消費の引き上げ、内需拡大にむけ要となる賃上げの意義を語り、闘う決意を明らかにしました。
各地方からの報告と決意表明
北海道・西日本・九州エリア本部から、各会社の状況、春闘での闘いについて報告と春闘での決意が表明されました。
手代木北海道エリア本部委員長からは、JR北海道での事故と隠蔽をうけ、安全について労使での協議の場がもたれ、議論を交わしていること、引き続き安全の確立を求め、奮闘することが語られました。田中西日本エリア本部委員長からは、安倍政権の暴走を止める闘いの重要性と沖縄・辺野古での闘いにふれ、その展望を語りました。そして、この春闘でストライキをもって闘う決意に立ち、奮闘すると決意表明されました。
木寺九州エリア本部書記長からは、JR九州の株式上場をめぐって、他会社から国からのJR九州への補助への批判が出されていること、コストダウンとして4両編成でのワンマン化や無人駅の増加など、営利優先の合理化が進んでいることが報告されました。そうしたなかで、公共交通としてのJR九州の安全とサービスを守る運動を取り組んでいく決意が語られました。
雨のなか、デモ行進で訴え
集会参加者は、交通ビルから日比谷公園まで約50分かけ、銀座を横切り、デモ行進を行いました。
沿道では、カメラを構え撮影する人や手を振る人など、時ならぬデモに驚きながらも、訴えを聞き、共感する人たちがあちらこちらに見られました。
国土交通省周辺での集会と宣伝
午後からは、JR貨物本社・鉄道運輸支援機構・国土交通省の三つに分かれ、要請や宣伝が取り組まれました。
国労名古屋地方本部は、新幹線・静岡両地方本部の仲間たちとともに、全国の仲間たち200名で国土交通省前での集会に参加し、約1時間にわたり、霞ヶ関の東京地裁・高裁や厚生労働省、外務省など、各省庁の本庁前でビラを配布しました。
雨にもかかわらず、ビラの受け取りはよく、参加者は「ビラをよくとってくれる」と反応の良さに驚いていました。
宣伝後、国土交通省前に集まり、国土交通省への要請行動の報告を受け、引き続き各地方に戻り、職場・地域から奮闘する決意を固めあい、行動は終了しました。