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2015春闘全国統一宣伝行動 JR名古屋駅まで実施
3月6日、国労名古屋地方本部は「2015 春闘国労全国統一宣伝行動」として、11時と18時からの2回、22人の参加でJR名古屋駅まで宣伝行動をとりくみました。
道行く人たちに、安倍政権の暴走に反対し、戦争する国づくり、原発再稼働反対、辺野古新基地建設反対、国民の暮らし、生活と権利をまもろうと訴えました。
アベノミクスの破綻は明らか 大幅賃上げで景気の回復を
安倍首相が進める経済政策により円安・株高が誘導されましたが、大企業と金持ちだけが恩恵をうけただけでした。労働者の賃金はこの1月まで、19ヶ月連続で下がり続けています。安倍首相は円安で企業がまず利益をあげ、その後、国民にまわると言い続けていますが、2013年の海外生産比率は71.6%と過去最大を記録し、企業の海外生産の流れは続いています。
2014年10月~12月期の法人企業統計は、経常利益が過去最高となり、金融機関を除く全産業・規模の経常利益が前年同期比で11.6%増、18兆651億円に達したと報じています。
このばく大な利益がどこにまわったのか。企業の設備投資は7四半期連続増を記録しました。しかし、その内訳をみると、大企業が3%増の5兆5378億円、資本金100万から1億円の企業は4.4%減となっており、大企業の好調ぶりと中小企業の停滞があらわれています。
内部留保を社会に還元せよ
大企業を先頭にばく大な利益をあげても、それは企業内部にとどまるばかりで、富の再分配が機能せず、格差と貧困が拡がるばかりです。
企業の社会的責任をはたすために、内需の要である個人消費の引き上げに直結する賃金の引き上げが、景気の回復をささえます。大企業の内部留保は285兆円に達しています、企業全体では502兆にふくらんでいます。
私たちは、ばく大な内部留保を活用し、大幅賃上げ、非正規雇用を正規雇用とし雇用の安定を図ることを訴えました。労働者の権利と暮らしを脅かす、残業代ゼロ法案、労働者派遣法の改悪、戦争準備の安保法制の国会上程に反対し、平和憲法をまもろうと訴えました。