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2014年02月19日
「公共交通としてのJRを考える愛知懇談会」結成総会ひらかれる
2月18日、「公共交通としてのJRを考える愛知懇談会」結成総会が開かれました。
「リニア新幹線は再考せよ 建設強行は国家100年の愚策」と題し、橋山禮治郎(千葉商科大学教授)さんの講演がありました。会場には80人が参加しました。リニア中央新幹線への関心から、遠くは神奈川相模原、駅の建設が地元で問題となっている中津川からも参加がありました。
橋山さんは、公共交通としての鉄道事業者の経営姿勢についてふれ、地元、国民利益の理解と協力の上で鉄道は成り立つとし、JR東海のリニア建設についての情報があまりにも少なく、地元住民や国民への説明責任を果たしていないことを厳しく批判しました。また、大規模プロジェクトの成否に関わる三つの要件①目的②需要見通し③計画のいずれの条件も満たしていないと指摘。そして何よりも、これほどの規模のプロジェクトが国会でまともな議論も行われないままに、建設が既成事実のように扱われることの危険に警鐘をならすとともに、いまからでも国会での再考をと訴えた。
講演後、会場から次々と手があがり、10人が質問や意見を述べた。その後、鉄道フォーラム愛知の会の解散に至る経緯、「公共交通としてのJRを考える愛知懇談会」の結成が提案され、参加者一同の賛同のもと結成を確認しました。